「好きな人」について聞かれる場面はさまざまです。友達に恋人の好きなところを聞かれた、恋人に俺、私のどこが好きなのかと聞かれた、出会いの場でタイプの人を聞かれた、、こんな時あなたはなんと答えていますか?
私は「優しいところ」「顔が好み」「私を好きでいてくれるところ」などと答えていたのですが、イマイチ好きという気持ちが伝えられていないもどかしさを感じていました。そこで私が思いついたのは具体的エピソード+理由という構文で答えることです。
この構文を使いこなして、「愛情をより高い熱量で伝える」ことができるようになりましょう。これは人だけでなく、仕事や趣味、大切にしているものに対する愛を伝える際にも活用できます。
具体的エピソードとは
たとえば以下のようなエピソードを答えます。
- ふたりでメロンパンを食べたときに一口目を食べさせてくれた
- 彼が持っているペットボトル飲料を飲みたいと言ったらふたを開けて渡してくれる
- 一緒に料理をしたときに私が担当した料理を最初に食べてくれる
- 花火を見に行った時に団扇を持ってきてくれた
このエピソードを答えるときのコツは聞いたときにその絵が浮かぶことです。日常的に繰り返していること、有名すぎるフレーズは避けた方がより効果的です。
理由のつけ方
エピソードに続いて、なぜ好きなのかを示します。
- 美味しいものを先に食べさせてくれたところに優しさを感じた
- すぐに飲むことができるように気遣ってくれたことがうれしかった
- 自分が作ったものを食べたい、という気持ちが伝わってきてうれしかった
- 準備から楽しみにしていたこと、気遣いが伝わってうれしかった
「優しい人」の定義は広いですが、「○○をされて優しいと感じた」という表現だと、主体にとっての「優しい人」の定義が明確になりますよね。これによって好きという思いをより細かく伝えることが出来ます。
効果
この構文の効果は、「好きだという思いをより高い熱量で伝える」ことです。聞き手に納得感を与えたり、会話がより弾むことにつながります。また、あくまで「主体がどんな行動でどう感じそれを好きだと思うか」という表現になるので、相手を評価するニュアンスが軽減されます。
実践
ケース1:友達に恋人の好きなところを聞かれたとき
友人:○○って彼氏のどこが好きなの?
答え方①
ん~たとえばね、この前一緒にパン屋さんに行ったんだけどさ、ふたりでメロンパン食べたのね。
その時に、一口目を私に食べさせてくれたの。ふたりともはらぺこだったし、メロンパンって外のカリカリのところ美味しいじゃん?その美味しいところを先にくれたマインドがうれしくって好きって思ったの~。
しかも、なんで先にくれたの?って聞いたら○○ここ好きでしょって言ったの!そういうの覚えててくれるのってうれしいよね~。
答え方②
優しいところとか、私の好きなものを覚えててくれるところとかかな
2つの回答を比べるとどうでしょうか?①の方が彼の優しさや人となりが伝わりますよね。また、エピソードが付くことで行動によって自分はこう感じたという流れが具体的になり、相手を評価する印象が軽減されます。
ケース2:出会いの場でタイプを聞かれたとき
男性:○○ちゃんってどんな人が好きなの?
答え方①
そうだな、お茶飲みたいって時にキャップ外して渡してくれるような人が好きかな、笑
私を思ってそういう優しい気遣いしてくれるのがうれしくって、好きになっちゃう
答え方②
気遣いができる人が好きかな
①の方が具体的に情景が浮かんで会話が弾むような気がしませんか?
ケース3:恋人に自分のどこが好きかと聞かれたとき
恋人:俺の好きなところ教えてよ
答え方①
いっぱいあるけど、最近好きだなって思ったのはこの前一緒に夜ご飯作ったでしょ?あの時に私が作った○○から食べて、美味しいって褒めてくれたところ~
○○君いつも私が作ったものから食べてくれるから、楽しみにしてくれてるのかなって思ってうれしいんだよね!!
答え方②
そうだな~、優しいし、カッコいいし、おもしろいし、いつもかわいいって言ってくれるし、○○を頑張ってるところとかも素敵だと思うよ!!
①の方がそんなあなただから好きなんだということが伝わりますね。ふたりの思い出を話すことで関係性を深めることもできそうです。
まとめ
愛情をより高い熱量で伝えることができるようになるために具体的エピソード+理由という構文を使うことを紹介しました。
好きだという気持ち、愛を伝えることはより深い人間関係構築に寄与し、より豊かな人生を送るきっかけになると私は考えています。皆さんがこの構文を使って、愛を伝えることの幸せを経験してくださると幸いです。
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